
私がここにいる理由①――「自分や家族をわかってくれる人がいるから」#Page6
皆さんこんにちは。スマイディアノート編集部です。
さて、皆さんには「今の会社で働き続けている理由」はありますか?
入社時には「この会社で働きたいと思った理由」をよく聞かれますが、このふたつは全く別のものではないでしょうか。
社員が働き続ける理由、転職をしない理由はなかなか聞く機会がありませんよね。
しかしそれは社風や環境、仕事のしやすさにつながるので、人事や採用、指導の観点では知っておきたい情報ではないでしょうか。
そこで今回、社員のリアルな声をお届けする「私がここにいる理由」という企画をスタートしました。
スマイディアのホンネを探るべく、第1回目は営業グループのリーダー、Tさんにインタビューをしました!
Tさんは細やかな気配りを得意とする、ベテランの営業スタッフ。とても真面目でスーツのよく似合う、スマイディアのお兄さんのような存在です。
しかし、実は私服はポップでカラフル。そして少しお茶目な部分も。ギャップのある方なんです。
さて、Tさんの「私がスマイディアにいる理由」とは?
入社のきっかけは「知人からの紹介」
Tさんはデザイン系の専門学校を卒業していたため、スマイディアの社員(高校生時代の同級生)からデザイナー職として声がかかりました。面接後入社が決まり、研修へ。スマイディアの研修では全部署を回るのですが、そこで営業職の楽しさを知ったTさんは営業同行の期間を延長してもらい、希望を出して営業グループに配属になりました。
「きちんとした理由があって筋が通っていれば、やりたいことをやらせてもらえるのがスマイディアのいいところ」とTさん。
その後「お客様に直接デザインの提案ができる営業スタッフ」としてスタイルを確立し、それを武器に活躍していきました。
ライフスタイルの変化と働き続ける上での壁
滋賀県内のさまざまな地域やお客様を担当し、順風満帆なTさんでしたが、スマイディアで働き続けるにあたって壁にぶち当たりました。
それは「ライフスタイルの変化に伴う、働き方への疑問」でした。
現在ではあり得ないことですが、当時のスマイディアでは夜遅くまで残業をすることも珍しくありませんでした。
元々Tさんはそのことを苦に思っておらず、充実した毎日を過ごしていたそうです。
しかし結婚し子供が生まれると、家庭との両立に悩み、残業のなるべく少ない職へ転職を考えるように。
ライフスタイルが変われば、働き方も変えたい! というのは良くあることですよね。
しかしそれでも、Tさんがスマイディアから転職をしなかったのはなぜだったのでしょうか。
それでも働き続けたのは「自分のことをよく知ってくれる会社だから」
転職先を決め、会社を退職するために社長と上司に相談したTさん。
「よく考えて決めなさい」というアドバイスの他、社長にこんな言葉をかけられました。
「スマイディアのみんなはT君のいいところも悪いところも知っているよ」
Tさんは、この言葉を聞いて退職を考え直しました。
「悪いところも知っているよ、という言葉が印象的でしたね。社長から、具体的にどこが悪いとは言われませんでしたが、悪いところも含め見透かされているんだと知りました。それを許容してくれて応援してくれているんだと思うと、とてもありがたく感じましたし、安心しました」
転職をすれば、ゼロから社内の人間関係を築かないといけないこと、スマイディアのように自分のスタイルを大切にしてもらえるかわからないことに気がつき、働き続けようと決めたそうです。
社員も、その家族も大切にする風土
現在のスマイディアでは、社員が働きやすい環境をつくるために様々な取り組みを行い、多くの社員が定時で帰宅しています。
Tさんもだんだん残業時間が減り、家庭と仕事の両立もできるようになりました。
また、スマイディアでは「社員も、その家族も大切にする」という考え方があります。
結婚式にはデザイナーからオリジナルのペーパーアイテムを作成してもらえたり、社内イベントの運動会にお子さんが参加したりするなどの交流があります。
Tさんがお子さんを病院に連れていく際には、他の社員が快く仕事を引き継いでくれたこともあったそう。
「家族のことも気にかけてもらえるのは、スマイディアならではの風潮だと思います」とTさんは言います。

Tさんご夫婦の結婚式のために当社のデザイナーが作成したペーパーアイテム
最後に
今回の取材を終えて、スマイディアには「社員一人ひとりの個性や生活そのものを理解し、寄り添う環境」が根付いていると感じました。社員の特性を活かすだけでなく、その家族のことにも気を配る温かい企業文化が、Tさんが長く働き続ける原動力になっているのだと分かりました。
私も通院や個人の事情に配慮してもらうことがあり、安心して働いています。また、自分の得意を活かし不得意を伸ばすお仕事をいただいています。毎日が新鮮で楽しく働けているのは、自分の事情や個性を受け入れてもらえるからなのだと改めて発見になりました。