春の空を翔ける – ペガサスカレンダー制作秘話 –

スマイディアでは、年間の制作テーマを決めて、2ヶ月に1回「立体カレンダー」を作成しお客様にお届けしています。2025年のテーマは「空想上の生き物」!今回は3~4月のカレンダー、「ペガサス」のこだわりポイントをご紹介します!

ペガサスについて

今回は、春らしく華やかなカレンダーにするため、真っ白で優雅なペガサスを題材にしました。1〜2月のカレンダーは「狛犬(こまいぬ)」をモチーフにした和風なデザインだったので、今回は雰囲気を一新し、洋風なテイストに仕上げています。

よくユニコーンと混同されがちですが、額に角があるのがユニコーン、背に大きな翼を持つのがペガサスという違いがあります。ユニコーンを「一角獣(いっかくじゅう)」、ペガサスを「天馬(てんま)」といった、別名で書くと違いがわかりやすいですね!

さて、今回はペガサスの最大の特徴である、大きな翼を活かしたデザインにしました。紙をくるっと回す構造によって、翼の立体感や存在感を表現しています。また、翼に折りすじをいれることで、スタイリッシュな印象に。さらに、ペガサスだと誰にでも伝わる特徴や今にも駆け出しそうな躍動感を表現するため、翼はもちろん、身体のシルエットや角度まで、何度も試作を重ねて作りあげました。

オリジナルイラストのポイント

今回イラストで表現したのは「たてがみ」と「ひづめ」、「足の影」だけ。イラストの担当者も「今回はこれだけですか!?」とびっくりしていました。シンプルだからこそ、デザイナーの腕の見せ所です。様々なテイストのたてがみを考え、デザインとイラストの担当者が2人で検討を重ねました。

前回のカレンダーの、狛犬のくるくるとした巻き毛と異なり、

今回はまっすぐなたてがみを採用!スッキリとしたデザインで、存在感のあるカレンダーに仕上がりました。さらに、カレンダー部分の文字が灰色なのもポイント。真っ黒ではなく灰色にすることで、イラストの雰囲気に合わせつつ、柔らかい印象にしています。

「紙」のこだわり

「白って200色あんねん」という言葉が話題になりましたが、白い紙にも様々な色味があるんです。ペガサスの神々しい雰囲気を表現するため、候補の紙の中から、一番明るい色のものを選びました。さらに、羽の曲線が綺麗に表現できるよう、柔らかくて曲げやすい厚さの紙に。同じ種類の紙でも厚さが数種類あり、用途や好みによって使い分けられているんですよ!今回は、柔らかさがありつつも、カレンダーとしてしっかり自立するよう、デザイナーが吟味して選びました!

最後に

いかがでしたか?Instagramでは、このカレンダーのメイキング動画も公開中!ぜひご覧になってくださいね。

 

▼メイキング動画はこちら!

https://www.instagram.com/reel/DIs4xnXTMr6/?igsh=aHJxNjAxbDVoaXJp

 

天を自由に翔けるペガサスのように、皆さまの日々が晴れやかでのびのびとしたものになるよう願っております。

2023年入社
宍戸 えん