「商材について一緒に考える、その熱意に心を動かされました。」

丸宮製粉様の事業内容について教えてください

当社は創業から70年、滋賀県東近江市で、業務用の米粉やもち粉を製造、販売しています。
こだわりは、恵まれた東近江の地で育てられた米を、その地域で加工し販売すること。滋賀県内を中心に、長きにわたってお客様に滋賀県産近江米100%の米粉をお届けしています。元々は業者向けの商品しか作っていなかったのですが、米粉のさらなる普及に向けて、一般の消費者に向けた小ロット商品の販売、およびからあげ粉の開発を始めました。

スマイディアに依頼をしたきっかけは何ですか?

からあげ粉を開発する上で、一度使ってみないと分からない「良さ」をどう伝えるかが課題でした。
新商品を開発しても、店頭に置いただけでは売れません。やっぱり、手にとっていただくためにはPRをすることが必須。パッケージやパンフレットのデザイン、売り場のディスプレイなど、総合的なプロデュースをしてくれる事業所を探していた時に、スマイディアさんを勧めていただいたのが今回の依頼のきっかけです。

スマイディアと仕事をした感想を教えてください。

打ち合わせの際に、積極的に意見を出してくれたことが印象的でした。
「商材について一緒に考えよう!」という想いを感じました。作り手は商品への思い入れが大きい分、あれもこれもと伝えようとしてしまうんですが、押しが強すぎる商品って、消費者の方には引かれてしまうんですよね。作り手である私が口にした言葉を、ディレクターとして咀嚼し、消費者目線の内容に落とし込む。そんな消費者目線と作り手目線のバランスがよかったなと思います。

今後の展望を教えてください。

私たちは、多くの家庭に小麦粉や砂糖、醤油などが置いてあるように、米粉を「常備するのが当たり前」というくらいの認知度にしたいと考えています。からあげ粉の開発とプロモーションは、その第一歩。これからもどんどん米粉の良さをPRしていきたいと思っています。

そして、次は米粉を使ったお菓子の提案を始めています。
「バーチ・ディ・ダーマ」というお菓子をご存知ですか?マカロンの原型とも言われるイタリアのお菓子なのですが、洋菓子店と協力して米粉で作り、イベントで販売し始めました。米粉だけで販売するのではなく、可愛らしいお菓子を見て、食べていただくことをきっかけに、「米粉でこんなものも作れるんだ!」と知っていただけると嬉しいです。

スマイディアに期待することはありますか?

地域に根ざした食材、地域で加工ができる商品で、「プロデュース」の力が付加されることによって芽を出す商材はまだまだあると思っています。
そのためにはデザイン力、企画力、プロデュース力は大事ですよね。今回の私たちのケースのように、まだ認知されていない良いものをどうやって認知させるのか、そんな方法をさらに磨いて欲しいです。

 

株式会社 丸宮穀粉様 ホームページ:https://komeko88.co.jp/

 

2023年入社
宍戸 えん