株式会社丸宮穀粉 様
米粉を身近に!
「おかんが褒められる 米粉のからあげ粉」誕生秘話

創業から70年、滋賀県東近江市で滋賀県産近江米100%にこだわった米粉の製造、
販売を手がける丸宮穀粉様。
「米粉をもっと普及させたい!」
そんな想いから、米粉で作った「家庭用からあげ粉」の開発が始まったそうです。
でも、新商品を開発しても店頭に置いただけでは売れないと考え、
より良い新商品を開発し、PRするために、スマイディアへお声がけいただきました。
クライアントデータ
- 業種
- 食品製粉・加工開発事業
- 課題
- 新商品の開発・PR
プロジェクトの背景・課題
近年、米粉はグルテンフリー食品として注目を集めています。
しかし、利用方法は限定的。使いやすい食材としての普及は進んでいません。これまで、業者用の米粉のみを販売していた丸宮穀粉様は、「一般のご家庭でも、米粉をもっと手軽に使って欲しい!」「身体に優しい無添加の食材をお届けしたい」という想いで、家庭用米粉の販売を始められました。
でも、お客様からは「米粉の使い方が分からない」、「過去に使って失敗した」などの理由で、店頭に置いてもなかなか手に取ってもらえませんでした。そこで、まずは米粉の使い方から提案することに。そこで着目したのが、色んな人から幅広く愛され、なおかつ家庭でもよく食べられる「からあげ」。米粉の油を吸収しにくいという特徴を活かし、ヘルシーなからあげが作れるのではと考え、商品化が決まりました。より多くの人に手に取ってもらうため、企画から含めた総合プロデュースが始まりました。
スマイディアの提案
米粉の魅力は、小麦アレルギーのある人でも食べられ、さらにグルテンフリーで身体に優しいこと。小さいお子さまがいたり、家族の食品アレルギーに悩んだりしている主婦へのアピールが効果的だと考えました。
そこで、アレルギーフリーなごはんやお菓子を提供、発信しつつ、カフェやマルシェを営むよしいえりかさんに監修していただくことを提案。相談や試作を重ねた後に、スマイディア社内で、丸宮穀粉様とよしいさん、スマイディアのターゲット層に近い社員とで試食会を実施しました。
フィードバックをもとに商品を改良することで、おいしさと調理のしやすさが両立した製品が完成しました。
からあげ粉のパッケージデザインは、既に販売している米粉の、青いパッケージと並べた時に違いがわかるよう、オレンジを基調に作成。手に取りやすい親しみのあるデザインにしつつ、カリカリの衣をイメージし、角張ったフォントやザラザラしたテクスチャを使ってデザインしました。
また、「米粉の使い方が分からず、手が出せない」というユーザーの課題クリアするため、レシピブックも作成。一緒に売り場に並べることで、気軽に米粉やからあげ粉を試していただけるよう工夫しています。
さらに、お客様から滋賀県内で活躍するインフルエンサーの方にPRをお願いしたいという要望があり、ターゲットに合わせたインフルエンサーを探し、依頼、お願いしました。地元の企業として地域コミュニティとのつながりを深め、より多くの方々に米粉について知ってもらうことができました。



反響や成果
「オカンが褒められる 米粉のからあげ粉」は滋賀県内のスーパーや道の駅、ネットの販売で好調な売れ行きを見せています。
取り扱い店舗のうちの1つでは、とある月の唐揚げ粉の売り上げが、米粉の売り上げを15%上回るほどの人気です。
親しみやすいパッケージデザインや、インフルエンサーを起用したポップが目を引き、手にとってもらえることが増えました。
実際に「オカンが褒められる 米粉のからあげ粉」を使った方からも「今までのからあげより美味しい!」という声が届いています。今後は、米粉のさらなる普及に向けて、米粉で作った身体に優しいお菓子の提案を計画しているそうです。