「みんなに愛されるきのこ」のつくり方とは!? #Page7

皆さんこんにちは!
スマイディアノート編集部です。

梅雨の湿った空気を感じる季節になりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
じめっとした空気は苦手という方も多いのではないかと思います。

そんなときこそ、食べ物で体の内側から整えるのがおすすめです。
実は、私たちが栽培を手がけている「生きくらげ」も、そんな季節にぴったりの食材なんです!
きくらげはカリウムを多く含み、体内から余分な水分を排出してくれる働きがあります。

他にも、食物繊維やビタミンDが多く含まれているなど、きくらげには魅力がたくさん!

しかし、きくらげは他のシメジや舞茸などのきのこと比べ、食卓には並びにくいですよね。

スマイディアはきくらげの栽培をするだけでなく、
「きくらげがもっとみんなに愛されるきのこになってほしい!」と、そう考えています。

まずは当社のきくらげに興味を持ってもらえるよう、きくらげをモチーフにしたキャラクターをつくってみました!

 

 

この子の名前はぷり丸。きくらげがモチーフです。
スマイディアが作成したオリジナルキャラクターで、
スマイディアのInstagramやX(旧Twitter)にてスマイディアの日常などを発信しています!

そんな「みんなに愛されるきのこ」をつくるために、スマイディアが現在取り組んでいることをお話しいたします!

名前は「きのこ界のトップに立ちたい!」という思いから

スマイディアがきくらげを栽培しているのは、滋賀県。
かつて「近江」と呼ばれ、石田三成をはじめとする名将たちが歴史を刻んだ場所です。

そんな誇りある土地で育てた、魅力たっぷりのきくらげに「もっと身近に愛される存在になってほしい!」「きのこ界のトップに立ってほしい!」という願いを込め、「近江国 天下きくらげ(おうみのくに てんかきくらげ)」と名付けました。

正直なところ、きくらげはだまだ認知度が低い食材です……。しかし武将にならって天下を目指したい、メジャーになりたいという思いが込められています。

 

日本で食べられているきくらげのほとんどは、実は中国産の乾燥きくらげ。
スマイディアで栽培しているような生きくらげは、まだメジャーな存在ではありません。

国産で新鮮だからこそ味わえる生きくらげの食感や風味を、もっと多くの人へお届けしたいと考えています!

愛されるキャラクターづくり

マスコットキャラクターがあると、目を引きますし、覚えてもらいやすくなります。
そこでみなさまに知ってもらうための第一歩として、「天下きくらげ」のキャラクターをつくることにしました。

社内のデザイナーがいくつかキャラクターを描き起こし、検討の末選ばれたのは、親しみやすく愛嬌のあるこのイラスト。

 


チョンマゲがきくらげになっていたり、甲冑と刀を持って武将の格好をしているところがポイントです。
ぷり丸という名前は、きくらげの「ぷりぷり」とした食感と「武将」のイメージから名付けられました。

パッケージのポイント

パッケージは

・誰でも手に取りやすいように商品名をはっきりと記名する

・滋賀県産ということがわかるように琵琶湖のモチーフを入れる

・安心安全の国内生産、手作りであることから、ナチュラルな色味で自然や安全性が伝わるデザインに

ということを意識してデザインしました!

 

中身のきくらげがしっかり見えるのもポイントです。

東京の食品のイベントへ。ご縁づくりと空気感を知る旅へ

スマイディアでは食べ物を自社販売したことは今までありませんでした。
どのようにして売り出せば良いのか、右も左もわからない状態です。
そこで、まずは食品を扱うとはどういうことなのか、ヒントを得るため東京へ出陣しました!
舞台は2024年10月、東京ビックサイトで開催された「地方銀行フードセレクション2024」。
「食」をテーマにした地域産業の活性化のためのイベントで、食品バイヤーや出店者同士で情報交換を行います。
そこで、きくらげの販路も開拓できれば! と、パンフレットや看板、イベント用の名刺も制作し、アピールすることにしました。

天下きくらげをさっとゆがいて醤油にくぐらせる「お刺身」を試食として配布したところ、きくらげの食感・栄養などの魅力に驚かれる方も多かったです。

その後ご縁があり、静岡県のスーパーで販売することができました!

見えてきた次への道標

嬉しいご縁の一方で、イベントに参加したことで、食品を扱うイベント出店におけるPR方法や他出店者との差別化の重要性を痛感しました。

・見せ方や来場者への声の掛け方、アプローチ方法を見て学ぶことができた
・加工などの卸先の業者と小売り販売の業者では、求められる規格や量が異なることがわかった
・価格設定にはパッケージの規格も考える必要があるとわかった
・生きくらげの下処理のコストや保存期間についての課題を発見した

今回のイベントで学んだことを受け、現在はパッケージの規格を決定したり、ぷり丸がきっかけで天下きくらげを知ってもらえるようSNSに登場させたり、試行錯誤をしています!

最後に

「天下きくらげ」のきのこ界トップへの道はまだまだ始まったばかり。
多くの人に愛されるよう、これからも挑戦を続けていきます!

「近江国 天下きくらげ」のご注文は、お気軽にスマイディアまでお問い合わせください!
配達や郵送も承っております。

2024年入社
佐桃うい